学童保育の「基準」の在り方を考える学習会

2022年3月3日(木)

ひな祭りの日、沖縄県学童保育連絡協議会では全国学童保育連絡協議会のお力添えを頂き、

学童保育の「基準」の在り方を考える
~子どもの育ちを支える学童保育の基準とは~

をテーマに学習会を開催しました。


講師をしてくださったのは・・・

東京都文京区で学童保育指導員として従事する傍ら

全国学童保育連絡協議会の事務局長も務める高橋誠さん!!

2015年に子ども・子育て支援新制度がスタートし、学童保育の全国一定水準の質を確保するために国の省令基準により、「全国どの地域においても、子どもが安全で安心できる学童保育」のルールが示されました。

しかし、その基準の中で唯一「従うべき基準」とされていた職員の配置人数(おおむね40名の児童につき、2名の職員配置(そのうち1人は有資格者))について、策定から3年で「参酌基準」となってしまいました。


学童保育の長い歴史のなかで、学童保育が施策は「前進」の一途をたどっていましたが、今回はじめて「後退」する事態となりました。

新型コロナの感染拡大という非常事態もあり、学童保育の社会的必要性についての認知度は向上しましたが、学童保育の役割や学童保育支援員等の専門性や職務内容などはまだまだ周知されておらず、保護者の子育てを支え、かつ、子どもの毎日の生活を保障する学童保育に適した「基準」を共に考えあうことが出来ました!!


今回、高橋さんには全国連協の事務所からご参加いただいたので、最後の質疑の時間には、贅沢にも全国連協事務局次長の佐藤さん、千葉さんにも登場していただきました。

全国連協のみなさま、高橋さん、本当にありがとうございました(人''▽`)☆

学習会に参加されたみなさま、大変お疲れさまでした!!

~参加者の声(一部抜粋)~

・学童の基準について再度考えなおす機会になり、自分自身の地域の事にもどんどん関心を持ち、情報を集めてよりよい環境を作っていくために考えていこうと思いました。

・高橋さんのお話しは、以前の勉強会でもお話しを聞かせて頂きましたが、今回も常に現場に立ち、子ども達や保護者に対して真摯に向き合っている事を感じるお話しでした。子ども達や支援員さんが学童でのびのびと過ごす為には『基準・制度・施設・質』どれも欠かせない事だと感じました。

・「行政(特に国)が学童保育に対しての向き合い方に怒りを覚えた。」という点の佐藤さんの感情が強く伝わり、学童保育の重要性の認知の低さ、また学童期の与える育ちの影響の大事な部分の認識の弱さなど、【学童保育の質の底上げ】の根底が職員配置基準に繋がるのだと改めて再認識致しました。

沖縄県学童保育連絡協議会

学童保育に関する情報を発信していきます! ~ただいま!おかえり!またあした!~

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